待ちに待った三遊亭窓輝さんの真打昇進。ようやく秒読みになって来ました。
今日は昇進記念パーティーと思いきや、ご本人の希望で記念落語会としたそうです。
窓輝さんといえば、3年前に世田谷区の松蔭コモンズの座敷で落語会をやったのを思い出します。その時からいつ真打になるのかと気になっていたのです。そしてようやくその時が来ました。
東池袋の高層ビルの2階に会場のあうるすぽっとがあります。そこに駆けつけたらもう開演したばかりでした。
会場に入ると約300席のほとんどが埋まっていました。前売りチケットは売り切れたそうです。
凄いではありませんか。彼は社会活動もしている人なので、その関係の人達が多いのかな。
そして席に着くと前座の三遊亭歌る美さん。名前を見れば歌る多師匠のお弟子さんであることは明らかです。演目は『たらちめ』?『たらちね』?調べたらどちらも正しいようですね。
たらちね(垂乳根)たらちめ(垂乳女)。演者によって使い分けが違うようです。
歌る美さんは「たらちめ」と言ってました。
次が三遊亭吉窓師匠。落語会のジダンだそうです。いや、今日はそんなことは言わなかった。2006年のサッカーワールドカップの頃の話です。
演目は『動物園』。これまでこの人の高座はあまり見てこなかったので、何となく古典を演る人というイメージだったが、このような噺もお得意なようです。
次が三遊亭小金馬師匠で、演目は『親子酒』、ポピュラーな噺です。そしてこの噺は酒好きの人が演ると、実に実感が伴うのです。どうやら小金馬師匠はかなりの左党のようです。
続いて三升家小勝師匠。地方公演や北海道、網走刑務所での公演の話をしていました。圓窓師匠とずいぶんいっしょに北海道を訪れたそうで、その縁で今日の会にゲストとして呼ばれたようです。漫談的な噺で終わって、次が橘家圓蔵師匠です。いつものハチャメチャが始まりました。
正月を過ぎると、落語に登場する人の名前を忘れるそうです。今日もずいぶん忘れた様子でした。しかしこれが本当なのか演技なのかよくわかりません。
ちなみに演目は『猫と金魚』。2、3分で終わる噺を、うんと引き伸ばして喋ったそうです。
でも圓蔵師匠は本日のゲストの中でも最重鎮。楽屋裏では窓輝さんをずいぶん可愛がっていたのしょう。
仲入りの後、披露口上がありました。
高座に窓輝さんご本人と5人の師匠連が並ぶことを想定して、高座も6人分の長さに設えられていました。
吉窓師匠の司会でゲストの各師匠が一言ずつ。そこで窓輝さんの知られざる生活習慣も暴露されていました。
それが終わって窓輝さんの師匠で実父の三遊亭圓窓師匠の登場。演目は『枯木屋』でした。
圓窓師匠は持ち根多の多さで鳴らしている人だけに、いつも初めての根多を聞くことができます。ま、『夕立屋』の兄弟姉妹のような噺ですが、このような軽い噺で会場の空気をピリっと締めるのはさすがですね。
そしてもう一人、と言ったら怒られるかもしれないが、トリの窓輝さんまでの間をつなぐのが、唯一の色物の三増れ紋さん。この人以前鳳樂師匠の独演会で見たことがあります。女性の曲独楽師の生存記録は約4名で、一番若いと言っていました。年齢不詳ですが若く見えますね。
独楽の刀の刃渡りや、輪っぱ潜り。扇の上で廻す「末広」や棒先に大独楽を乗せて傾ける「風車」を披露してくれました。
そして最後が三遊亭窓輝さん。満を持しての登場でした。
半年ぶり位に見たのだが、開口一番声が変わった。芸の蓄積を感じさせる味のある声になってきました。とても良いではありませんか。苦節15年だそうです。
演目は『佐々木政談』です。彼本来のほのぼのとした雰囲気で聴かせてくれました。
そして終わってから会場の贔屓筋から花束と祝儀が次々。300人もの観客から祝福されて、本当に幸せな人ですね。
これからのご活躍を期待しています。
鷲
なお、窓輝さんの真打興行は3月下席からという事で、今日は早目の披露だったそうです。






































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